2005.8.28. 晴れ (カワセミ王国 ポイント:D0087point)
【勉強してみましょう】さて、中学レベルの国語の問題です。
(問題文)
本ページにおいて、手に持った鳥の写真がありますが、これらは、全て環境庁の許可(鳥獣捕獲許可書)を得て行っている鳥類標識調査時の写真です。
(問1)上の文の主語と述語を抜き出せ。
(答え)主語:これらは 述語:写真です。
(問2)環境庁の許可(鳥獣捕獲許可書)を得て行っているが修飾する文節を抜き出せ。
(答え)鳥類標識調査
(解説)「環境庁の許可(鳥獣捕獲許可書)を得て行っている」は、「鳥類標識調査」にかかる修飾部です。述語の「写真です」を修飾しているわけではありません。みなさ〜ん、正解できましたか〜?
(独り言)学力低下がすすんでますねぇ(-.-;)。接続助詞の使い方がヘンです。逆接の接続助詞「が」が使われています。この部分で文を2つに分けてみましょう。
本ページにおいて、手に持った鳥の写真があります。が、これらは、全て環境庁の許可(鳥獣捕獲許可書)を得て行っている鳥類標識調査時の写真です。
「が」を同じ意味の「しかし」に置き換えます。
本ページにおいて、手に持った鳥の写真があります。しかし、これらは、全て環境庁の許可(鳥獣捕獲許可書)を得て行っている鳥類標識調査時の写真です。
ね?意味分かんないでしょ。そこで、このように言葉を補うとはっきりしてきます。
本ページにおいて、手に持った鳥の写真があります。鳥を手に持って写真をとるのはよくないことです。しかし、これらは、全て環境庁の許可(鳥獣捕獲許可書)を得て行っている鳥類標識調査時の写真です。
そうですよね。鳥を手に持って写真をとるのはよくないことですよね。ちゃんとよくないという自覚があるんですね。
また、修飾・被修飾の関係が明確ではありません。この文の構造では、多くの人が、写真を撮ることが環境庁の許可(鳥獣捕獲許可書)を得ているかのようなミスアンダースタンディングをしてしまうでしょう。まさかそれを誘導してるわけじゃありませんよね。
さらに、文節単位に分解するとき、鳥類標識調査時の部分は、鳥類標識調査時の一文節なのか鳥類標識調査と時の二文節なのか混乱すると思われます。意味を考慮すれば二文節とするべきです。その場合は、副助詞「の」を補って、鳥類標識調査の時とするのがよいでしょう。そうすれば、環境庁の許可(鳥獣捕獲許可書)を得ているのは鳥類標識調査であって、その時に写真を撮る行為は許可を得てることとは違うということが誤解なく伝わります。以上を踏まえて、さらに、より適当な単語を使って添削すると、
本ページには、鳥を手に持った写真があります。鳥を手に持って写真をとるのはよくないことです。しかし、これらは、全て環境庁の許可(鳥獣捕獲許可書)を得て行っている鳥類標識調査の時の写真です。
あれれ、やっぱりヘンです。それなら言葉を補ってみましょう。
本ページには、鳥を手に持った写真があります。鳥を手に持って写真をとるのはよくないことです。しかし、これらは、全て環境庁の許可(鳥獣捕獲許可書)を得て行っている鳥類標識調査の時の写真ですから問題ありません。
をを!これで意味がよくわかるようになりました。ところで、よくないことって、許可を得た行為の中で行ってもそれ自体は許可を得ていないのだからやっぱりよくないことなんじゃ。。。(-.-;)
前々からバンディングについて思うところがあったのですが。
和田剛一カメラマンのwebサイト http://www.asahi-net.or.jp/~yi2y-wd/ まだ死んでないぞ。元気いっぱいだぞ。
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一部の標識調査員の暴走の典型例だと思われるページをぜひ。ここにまとめてあります。---他のサイトにもたくさんあるのですが。。。そのうち一覧表を作ります。
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まずは、多くの人に知らせること、コレ、重要なのです。
・「じゃあ何もしないの?」………ちょっと潜航。
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