2005.10.5.その2  雨  カワセミ王国 ポイント:D0087point)


  シマアオジ

人も野鳥も地球の仲間

なぜ鳥たちはあんなに美しいのでしょう?それは、彼らが空を飛ぶことと関係しているそうです。空を飛ぶには目が良くなくてはいけません。もちろん、色も認識できなくてはいけません。こうした空を飛ぶための視覚の発達が、鳥たちの多様な色彩を生み出したのです。

同時に鳥たちは、空を飛べることと引き替えに多くのものを失いました。鳥の骨がどうなっているか知ってますか?鳥の骨は空洞なのです。鳥の胃がとても小さいことを知ってますか?小さな胃袋では食いだめができません。ですから、種類によっては半日食べられないだけで死んでしまうのです。これらはみな、空を飛ぶため、体を軽くするためなのです。

春や秋の渡りの季節には、都会の公園でも彼らの姿を見かけることができます。その美しい姿を見て人は口々に言います。「よくもまあ、あんな小さな体で海を越えて…。」そう、小さな体で、数百キロメートル,時には千キロメートルの海原を、彼らは渡っていくのです。行く手には苦難が待ちかまえています。海原に果てる者も少なくないでしょう。海原に果てた亡きがらは魚やプランクトンの餌となります。あるいはバクテリアが分解するでしょう。こうして命のリレーは続くのです。地球上に生物が誕生して以来、連綿と続く命のリレー;食物連鎖。この食物連鎖から外れてしまった我々人間に、この命のリレーをもてあそぶ権限があるというのでしょうか。

野鳥標識調査がはじまって四十数年、その間に数百万羽の鳥たちに足環が着けられ続けています。日本に渡ってくる小鳥たちの苦しみにたいして、得られたものはゼロにひとしいではありませんか。こんな調査が許されるのでしょうか。さらに最近では、 環境教育と称して教育現場に野鳥標識調査が取り入れられつつあります。現場の紹介写真には、小鳥を手に持ってニコニコした子供たちの顔があります。小鳥にとって虐待行為ともとれることを、「善行」として教え込む恐ろしさ。この先に待っているものはなんでしょう。

 

感情的ではなにも見えない、わからない、とおっしゃる方がいます。研究者の多くもそうおっしゃるかも知れません。では、あなたはパスカルのパンセをお読みになったことがありますか?パスカルはこう言ってます。

「我々が真理を知るのは、理性によるだけでなく、また、感情によってである。我々が第一原理を知るのは、後者によるのである。それに少しも関与しない理性が、それらの原理と戦おうとしても無駄である。」

*第一原理:空間・時間・運動・数が存在するという認識

ワタシは自分自身を感情の生き物だと思っています。目の前で苦しんでいる小さな命をほうっておけません。目の前の小さな死を客観的に見るような、超越者の視点をもてません。小さな命を見下すような、そんな心をもてません。

「調査だ」「研究だ」「教育だ」と、おっしゃる方がいます。あなたのやっている研究は、小さな命を奪う価値があるのですね?あなたの好奇心は、小さな命よりも重いのですね?あなたのやっている調査は、小さな命を苦しめてでも、やりとげなければいけないものなんですね?教育ってなんですか?小さな命をもてあそぶことを、教育と呼べるのでしょうか?

 

最後に、ふたたびパスカルのことばを引用します。

「好奇心というものは、実は虚栄心にすぎない。たいていの場合、何かを知ろうとする人は、ただそれについて他人に語りたいからだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

このアオジは、足環をつけられてから24日後に死亡しました。もちろん死因は特定できません。足環をつけられてから死亡するまで、この子(幼鳥)は、どんな24日間を生きたのでしょう。銀色の足環は、ワタシには囚人の足かせのように見えます。

足環にはこうあります。KANKYOCHO, TOKYO JAPAN, XXXXXXX(伏せ字)

足環によって、24日後に死亡したことと200kmあまりを移動して息絶えたことがわかりました。でも、わかったから何なのでしょう?そもそもアオジはどんな研究の対象だったのでしょう?何のための調査なのでしょう?かすみ網で無差別に小鳥を捕獲して足環を着け続けることが調査なのですか?これからは、環境教育と称して、子供たちが足かせをつけ続けるのですか。

この子の亡きがらは、母なる北海道の土にかえることなく、研究所へ連れて行かれました。

 

 

いま、北海道にある危機

 

 

 


「小さな力でも、集結すれば、途方もなく大きな力になります。」って言うけど、ほんと?

はい本当です。アチコチの関係者様もご覧になっておられますから。マスコミさんだって注目しています。

【読者様からのお言葉】

●例えば、このシンボルマークを3000サイトに貼り、1サイト100/日のアクセスとすると・・・。約1年で、黄色いシンボルマークを見た延べ人数が、日本の人口に達するかと・・・(^_^)。 (Yさん、ありがとう)

●1人の100歩より100人の1歩です(^◇^)。 (Fさん、ありがとう)

めざせ3000サイト!!(マジ)

野鳥と関係ないジャンルのwebサイトやブログでも全然かまいません。このマークは、一部の必要でなはい調査という名の心無い霞網捕獲等に対して 意思表示する目的で作りました。」という趣旨に賛同いただけたなら、このマークをトップページに貼り付けてやって下さい。お知り合いにも趣旨を紹介してみて下さい。  

シンボルマークを貼ってくださったwebサイト一覧(順不同)   --10/2 21:00現在--

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一部の標識調査員の暴走の典型例だと思われるページをぜひ。ここにまとめてあります。---他のサイトにもたくさんあるのですが、一覧を作る時間がないので、コチラへどうぞ。

 

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