2005.9.22.  雨のち曇り   カワセミ王国 ポイント:D0087point)


   「バンディング問題」って、なに?という方は、まずはコチラへどうぞ。    

さてさて、ブログ版カワセミ日記も更新しつつ、カワセミ日記本体でのテーマも掘り下げなくっちゃ(^_^;)。

9/20の小論文試験問題の解答、みなさんは作れましたか?「小学4年生に生きたにわとりを殺させてそれを料理して食べさせるという『いのちの授業』の様子」が問題文となっています。著者の鳥山敏子氏は、東京都の公立小学校教諭を三十年間続けた大ベテランです。これを踏まえて、ワタシの解答(?)を書いてみましょう。

 

問1 筆者(鳥山敏子)はなぜこのような授業を実践したと思うか、300字以内で述べよ。

私たちは、「生き物の命を大切にしなければいけない」と言いながら、生きるためには他の生き物の命を奪っているのだということを忘れがちなのです。他の生き物と同様に、私たち人間も、生きるためには他の生き物の命を奪っているのだということを「生きたにわとりを殺させてそれを料理して食べるという『いのちの授業』」によって子どもたちに心身両面から実感させようとしているのだと考えます。

 

問2 問1を踏まえ、この授業に対するあなたの見解を500字以内で述べよ。

人間が、他の生き物の命を奪っているのだということを、子ども達に実感させる授業としてそれなりに意義のあることだとは思います。ちょっと前に紹介した、カワセミ日記読者様のメールでもこういうことについて指摘されておりました。再び紹介してみます。

 

解剖の授業が無くなっていたのは知りませんでした。解剖の授業の復活は、私はむしろ良い事だとさえ思います。

私も小学校でのフナの解剖実験は、非常に鮮烈に記憶に残っています。

普段フナ釣りをして遊んで、無益な殺生をしている少年たちでさえ、神妙な顔をしてメスを使ったものです。

命というものを、改めて感じたからでしょう。

魚を料理して食べるのも、悪い授業だとは思いません。でも、解剖と料理は別のはず…

解剖は、あくまでも解剖であり、料理の下ごしらえではないはずです。

私は、普段食べている魚でも、解剖したら、食べられないと思います。

これは、もう本当に感覚の問題なのですが。 

「生き物の命を奪ったら、その死を無駄にすべきではない」と、考える教育者もいるかもしれません。

でも、その場合は、いつも美味しい物でも、胸を痛めて、苦い味だと思って、吐き気を我慢して口にするのが普通のような気がします。

そういう気持ちにさせるのが、教育だと思うのです。一生の心の傷になりそうで、私は勧められませんが。

 

そうですね。「いつも美味しい物でも、胸を痛めて、苦い味だと思って、吐き気を我慢して口にする」ことによって、「人間が、他の生き物の命を奪っているのだ」ということを、子ども達が実感できるのでしょう。

でも、ちょっと待って下さい。この『いのちの授業』、ひとつ間違うととんでもないことになると思いませんか。子どもはまだ十分な語彙力・表現力を身につけていないのです。例えば、同じ「かわいそう」でも、場合によってニュアンスは随分違います。もしも、このニュアンスを子ども達の表情や行動から汲み取ることができない教育者が、『いのちの授業』を繰り返していたら何が起こるでしょうか。ワタシはちょっと恐ろしいです。実際、この鳥山敏子氏の『いのちの授業』についても、ワタシは「いや〜な感じ」を受けるのです。

最初いやがっていた子ども達も、空腹に負けて最後には自分たちで殺したニワトリを食べるのだ、という自信に満ちあふれた態度を、氏がとっているからです。子ども達の心に関わる事柄では、教える側は自分の言動に自信をもってはいけないと思うのです。教える側は自分の言動に絶対の真実があるのなんて思っちゃいけないのです。人の心のあり方、人間のあり方に絶対の真実は無いからです。 子供にものごとを教える時、大人は謙虚で細心でなくてはいけません。

謙虚で細心でない大人による『いのちの授業』は何を引き起こすでしょう?教える側の意図することと違う結果を生むのだと思います。人間の生命が、他の生き物の命を奪うことの上に成り立っているのを実感すると同時に、ニワトリを殺すことの快感を教えてしまっているとすれば………。学校で飼われていたウサギやニワトリが侵入者によって殺されていたというニュースが時々流れます。子猫の虐殺死体が見つかったという事件もたびたびありますよね。

これらは、人間が自分より弱い者を虐殺することにためらいをもっているとは限らないことを示す例でしょう。そして、このような虐殺行為が(子どもによる)殺人事件に発展した例を、我々はいくつも見ているのです。

 

例えば、このページをご覧下さい。カワセミ日記読者様に指摘を受けるまでワタシ自身も見落としていたページです。ページ中ほどに写真が載っています。

○○小学校の「生き物クラブ」の指導では、思わぬ大物のアオサギも捕獲できた。〜中略〜 迫力の身体測定に沸いたクラブ活動となった。

と、標識調査として捕獲されたアオサギを、小学校の教室に拉致して押さえ込み翼を引っ張って記念撮影をしています。この無邪気な子ども達の笑顔は何を意味しているのでしょう?この写真に一緒に写っている大人達からは、謙虚さも細心さも微塵も感じられません。大きなアオサギといえど、臆病で人間より遙かに弱い存在であることは小鳥たちと同じなのです。その弱いものをおもんばかる気持ちを、子どもたちに教えることができているのでしょうか?

この、魚の解剖実験でも同じです。

解剖した魚をのぞき込み、熱心にスケッチとメモをとるブラックバス班のクラブ員たちも、カメラを向けると『ハイ、チ〜ズ!』。彼らの好奇心は、悪名高き外来種の「ムニエル」を何の抵抗もなくたいらげ、次ぎなるウシガエルを楽しみにしている?

「何の抵抗もなくくたいらげ」たそうです。「いつも美味しい物でも、胸を痛めて、苦い味だと思って、吐き気を我慢して口にする」ようなことは一切なかったようですね。小学校でこんなことが繰り返されているとは………。現場で、このようなことに誰も疑問を持たないのが不思議でなりません。記事を連載している新聞社にも疑問はないのでしょうか?皆様はどう感じますか?

 


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