2005.9.9.その4 晴れ (カワセミ王国 ポイント:D0087point)
お弁当もって、おやつももって、捕獲調査(バンディング)の様子も見学して、野鳥を手にとって
虐待する間近で見られる貴重な機会を提供しているトコロも、やはり今まで問題意識はなかったようですね。和田剛一さんのご指摘により、「鳥のバンディング調査については様々な問題点もあります.」と、ようやく問題意識をお持ちいただけたようです。ヨカッタヨカッタ(;_;)
こいう動きが着実に広がっています。今まで「知らなかった」「考えなかった」ところが大部分なんでしょうねぇ。
(まだ詳しくは書けませんが、このムーブメントの広がりは皆様の想像以上だということだけ申し添えます。野鳥関係だけでなく教育関係,研究機関,そして○○機関などなど…)
またまた宮沢賢治を引用します。『オツベルと像』の一節です。
ある晩象は象小屋で、三把の藁をたべながら、十日の月を仰(あお)ぎ見て、
「苦しいです。サンタマリア。」と云ったということだ。
こいつを聞いたオツベルは、ことごと象につらくした。
ある晩、象は象小屋で、ふらふら倒(たお)れて地べたに座り、藁もたべずに、十一日の月を見て、
「もう、さようなら、サンタマリア。」と斯う言った。
「おや、何だって? さよならだ?」月が俄(にわ)かに象に訊(き)く。
「ええ、さよならです。サンタマリア。」
「何だい、なりばかり大きくて、からっきし意気地(いくじ)のないやつだなあ。仲間へ手紙を書いたらいいや。」月がわらって斯う云った。
「お筆も紙もありませんよう。」象は細ういきれいな声で、しくしくしくしく泣き出した。
「そら、これでしょう。」すぐ眼の前で、可愛(かあい)い子どもの声がした。象が頭を上げて見ると、赤い着物の童子が立って、硯(すずり)と紙を捧(ささ)げていた。象は早速手紙を書いた。
「ぼくはずいぶん眼にあっている。みんなで出て来て助けてくれ。」
童子はすぐに手紙をもって、林の方へあるいて行った。
赤衣(せきい)の童子が、そうして山に着いたのは、ちょうどひるめしごろだった。このとき山の象どもは、沙羅樹(さらじゅ)の下のくらがりで、碁(ご)などをやっていたのだが、額をあつめてこれを見た。
「ぼくはずいぶん眼にあっている。みんなで出てきて助けてくれ。」
象は一せいに立ちあがり、まっ黒になって吠(ほ)えだした。
「オツベルをやっつけよう」議長の象が高く叫(さけ)ぶと、
「おう、でかけよう。グララアガア、グララアガア。」みんながいちどに呼応する。
さあ、もうみんな、嵐(あらし)のように林の中をなきぬけて、グララアガア、グララアガア、野原の方へとんで行く。どいつもみんなきちがいだ。小さな木などは根こぎになり、藪(やぶ)や何かもめちゃめちゃだ。グワア グワア グワア グワア、花火みたいに野原の中へ飛び出した。それから、何の、走って、走って、とうとう向うの青くかすんだ野原のはてに、オツベルの邸(やしき)の黄いろな屋根を見附(みつ)けると、象はいちどに噴火(ふんか)した。
今回のムーブメントでは、オツベルが誰で、赤衣(せきい)の童子が誰で、山の象どもが誰に当てはまりますかね?考えてみてください。(^_^)
←←このイラストをクリック。あっという間に広がっていますね(^◇^) --ご意見表明してくださったり、バンディング問題を紹介してくださったサイト-- ありがとうございます 9.9.1:00現在の把握分です。他にもありましたら、メールかBBSへお願い致します。 この他にもたくさんあって拝見もしているのですが、あえてこちらからは連絡しておりません。 nob's showcase GuestBookもご覧下さい
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前々からバンディングについて思うところがあったのです。
和田剛一カメラマンのwebサイト http://www.asahi-net.or.jp/~yi2y-wd/
ウチのBBSもご覧頂けるとうれしいです。 BBS長玉のお部屋
一部の標識調査員の暴走の典型例だと思われるページをぜひ。ここにまとめてあります。---他のサイトにもたくさんあるのですが。。一覧表を作る時間がないので、コチラへどうぞ。
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