2005.9.7.その2  雨(台風接近)  カワセミ王国 ポイント:D0087point)


【素朴な疑問、ってか、もうほとんど怒ってるのですが】

保護のための調査を謳うのであれば、絶滅を危惧される鳥種のデータが必要なんですよね。じゃあ、例えばシマアオジ

現在のところシマアオジは「準絶滅危惧種(NT)」とされているが、これは「現時点では絶滅危険度は小さいが生息条件の変化によっては絶滅危惧に移行する可能性のある種」と定義されており、当面は心配ないかのような記載となっている。しかし、これでは明らかに過去の生息状況を反映したもので現状に合っていない。かつて生息地の保護を行政にお願いに行ったところレッドリストの下位にあるために断られたことがあり、認識のズレを感じた。シマアオジのような急激な減少にはのんびりしたお役所仕事の対応を待っていては間に合わなくなってしまう。行政が動くために権威が必要だと言うなら、何はともあれ「絶滅危惧」という権威がほしい。事態はまさに切迫しているのである。

---faura『2004 SUMMER 04[特集] シマアオジ』より引用

このように、シマアオジはかなりヤバイようですよ。私はまだ見たこと無いので、是非北海道へ行って会ってみたいのですが。で、手元の鳥類標識調査報告書(1996年版)には、シマアオジのデータが記載されています。1996年の標識放鳥数は4。

はあ?再捕獲にいたってはデータが載っておりません----まあ当然か。

他の鳥種はどうでしょうか。ワタクシ的にはブッポウソウも減っていると思うのです。で、ブッポウソウのデータ。1996年の標識放鳥数は5。やっぱりそうですか。ブッポウソウは1961年〜96年の36年間でわずかに63です。

 もうおわかりですよね。数を減らしているのですから、絶対数が少ないのです。だから捕獲される数も少ないのです。数の多い、保護の緊急性のない鳥種はたくさん捕獲されて再捕獲もされてデータが集まり、緊急の保護を考える必要のある鳥種は数が少ないゆえにデータが全然集まらない。つまり、数を減らして保護を考えなきゃいけない段階の鳥種に標識調査したって無意味じゃないんでしょうか。

 

 

本気で、保護のための「調査」なんですよね?

 

あーあ。

あきれ顔のリキ丸くん。

 


 

前々からバンディングについて思うところがあったのです。

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