2005.8.24.その2   雨が降り出しました@3時   カワセミ王国 ポイント:D0087point)


再掲します。

野鳥標識調査(バンディング)を取り巻く様々な問題や矛盾があらわになっているwebサイトがココです。

75ページにわたりますが、時間が無い方は、特に問題だと思われる6ページをぜひ。

そして、お読みになった率直な感想をぜひ掲示板へお願い致します。

http://www.rakutai.co.jp/etc/nakagawa/doc/051.html 2羽のカワセミの嘴をつまんでぶら下げています。翼も引っ張ってます。引っ張ってるのは(バンダー資格はないと思われる)先生のようです。小学校の先生や生徒(バンダー資格はないと思われる)にカワセミを持たせています。捕獲されたのは川の畔のはずですから、小学校まで連れてくる時間・子供たちを集めてカワセミをもたせて写真を撮るのにかかる時間などいったいどれだけの時間、カワセミ達は拘束されていたのでしょう。また、小学校の校庭で放鳥しています。カワセミの行動範囲はそれほど広くありません。捕獲地点から遠く離れた場所で放鳥するのはかなり問題だと思います。

http://www.rakutai.co.jp/etc/nakagawa/doc/052.html オシドリ雄雌を捕獲して小学校に連れて行って「押し掛け出張授業」。捕獲したカワガラスの翼を引っ張って小学生と一緒に「ハイ、チーズ」。アオサギの首根っこをつかんで無理矢理翼を広げさせて「ハイ、チーズ」etc. とくに、オシドリ雄雌を捕獲して2つの小学校に連れて行っての「押し掛け出張授業」がひっかかります。2つの小学校を地図上で確認すると、直線距離でも10kmは離れています。捕獲場所から最初の小学校までの移動時間・授業、そしてまた移動・授業、捕獲場所へのリターン時間など、一体どれほどの時間、オシドリたちは拘束されていたのでしょう?また、捕獲した野鳥を車に積んで長距離(往復を考えると決して短い距離とは思えません)移動することは許されるのでしょうか?

http://www.rakutai.co.jp/etc/nakagawa/doc/057.html 捕獲したオシドリとヤマセミを町役場に連れて行き職員とともに「ハイ、チーズ」。こういうのは「標識調査員の特権」だそうな。これも、捕獲場所から町役場まで移動しているわけです。しかも記念撮影(?)は役場内のようです。捕獲場所からの短くない距離の移動、短くない時間の拘束、さらに野鳥を「屋内」に連れていくのは大変なストレスを与えることになるのでは?

http://www.rakutai.co.jp/etc/nakagawa/doc/061.html 捕獲したケリの翼を引っ張って小学生と一緒に「ハイ、チーズ」。自分でも「記念写真パチリ!」と書いていますね。「大サービスのミニ愛鳥教育を実践しました。」とも。こいう行為を教育というのでしょうか?

http://www.rakutai.co.jp/etc/nakagawa/doc/069.html 愛弟子(?)が、捕獲したヤマセミとカワセミを小学校に連れて行って「押し掛け出張授業」。やはり長時間の拘束が気になります。

http://www.rakutai.co.jp/etc/nakagawa/doc/070.html 捕獲した翡翠に「標識足環をプレゼント」して、校長先生(バンダー資格はないと思われる)に放鳥させている。また、「メボソムシクイが捕獲できた。環境省の標識足環を装着し、生態研究に欠かせない調査方法であり、野鳥の保護の為にも大切な調査であることを説明し、再びどこかで発見されることを祈って放鳥した」とありますが、まさか学校でそのまま放鳥したのでしょうか?捕獲場所で放鳥しなくちゃいけないんじゃ。。。「こうした実際の鳥の温もりを感じ、形態をつぶさに観察できる鳥類標識調査を」とありますが、鳥類標識調査の趣旨から完全に外れているんじゃ。。。それに、まさか、これだけの子供たち全員に「温もりを感じ」させてるわけじゃ。。。

 

---野鳥の翼を引っ張って記念撮影することが教育なんでしょうか?

---加減の分からない子供たちに、しかもたくさんの子供たちに、小さな野鳥を触らせるのは大変危険なことじゃないのでしょうか?

---明らかに鳥類標識調査からは逸脱していると思われます。では、「環境教育」も兼ねているなら全て許されるのでしょうか?

---これらのページをご覧になって、多くの方は嫌悪や憤りを感じられたことと思います。「調査」とか「教育」を議論する前に、多くの方が嫌悪や憤りを感じる行為そのものが、最も大きな問題点なのかも知れません。そして、私が最も危惧することは、子供たちが「生き物はこういう風に扱ってもいいんだ」と誤った認識を持つことです。教育とは、命を慈しむことをまず第一義とすべきではないでしょうか。それをないがしろにして調査の重要性を説いたところで、子供たちは何を吸収するのでしょう。カワセミを捕獲して触らせなくとも、けなげなプロポーズの様子を、懸命に雛に魚を運ぶボロボロの姿を、小さな体でヘビに立ち向かう姿を、遠くから見せるだけで教育の第一義を達することができるのではないでしょうか。自然の厳しさ、命のつながりを肌で感じてもらえるのではないでしょうか。そして、大人達は、命のつながりの場を守っている姿を見せるべきじゃないでしょうか。豊かな自然を自慢することは、その土地の人の心も豊かであることを自慢することじゃないんでしょうか。紹介したページが新聞社の公式サイトにあり、画像には小学校や町役場の人たちも写っています。掲載されているあのような画像を見て文章を読んで、誰も疑問を持たなかったのでしょうか。私は驚きをかくせません。と同時に、恐ろしいことだと思います。

 

 

抗議メールを送ってはいけません!ご注意!

まずは、現状を多くの人に知らせることだと思います。野鳥に興味のない人や野鳥を知らない人にも見てもらいましょう。家族や友人や彼女や彼氏にも、見てもらいましょう。webサイトを運営されている方は、ご自分のサイトで紹介してください。野鳥系のサイトでなくても、全然違う分野のサイトだって構いません。

義憤にかられて抗議メールを送ったところで前進はないと思います。

まずは、多くの人に知らせること、コレ、重要なのです。

「じゃあ何もしないの?」………そんなはずありません。準備は進んでいます。


  

--ご意見表明してくださったり、バンディング問題を紹介してくださったサイト--

ありがとうございます

8.24.1:00現在の把握分です。他にもありましたら、メールかBBSへお願い致します。

nob's showcase  GuestBookもご覧下さい

可児川探索日記

野鳥の小部屋.blog

翡翠との出会い

音・風・景 Monologue

wag's weblog

千里川の散歩道  四方山話をご覧下さい

 


前々からバンディングについて思うところがあったのですが。

和田剛一カメラマンのwebサイト http://www.asahi-net.or.jp/~yi2y-wd/  ---ちょっとお疲れのようですが、頑張って下さいね。

ウチのBBSもご覧頂けるとうれしいです。 BBS長玉のお部屋


  つづきはこちら   カワセミ日記2005目次へ       トップページへもどる