2004.7.29.  晴れのち曇り一時雨  カワセミ王国 ポイント:D0101point←←←100ポイント達成(^◇^)/


 今日のカワセミ日記は、モニターを明るくして(本来の明るさにして)ご覧下さいませ(ぺこり)。

 おはようございます。某所のカワセミが昨日巣立ちました。なので出撃しないテはありません。ですから当然のように夜明け前に到着です。をを!今日もまん丸朝日を拝めました。さあ、チビセミはドコに居るかな〜(^◇^)。さがすのも楽しいな〜(^◇^)。久しぶりのカワセミレーダー最大出力です。セミとムクドリの騒々しい鳴き声の中から「チピチュピ」を検出せねばなりません。ん?「チピチュピ」が聞こえます。池の真ん中の島の方から聞こえてくるようです。声は2つ。だんだん範囲を絞り込んでいきます。草が生い茂ってて見えないのですが、場所を移動しつつ人間三角測量で位置を特定します。「そこだぁぁ!(^◇^)」双眼鏡を向けます。その瞬間、藪の中から飛び出す翡翠色2つ。どうやら太郎君とそれを追うチビセミのようです。ボート池へ飛び去ります。

 すぐに移動。あ、居た居た。予想通りミズカンナに居りますね。ここは1回目の巣立ちの時にも飛んできた(親鳥が連れてきた?)ポイントです。遠いのでヨンニッパに2倍テレコン装着。D2Hだとかなり甘くなっちゃうのですが(D1の時には気にならなかったけど)遠いので仕方ありません。1.7倍を買っとくんだった。。。おっと、太郎君がお魚をくわえて飛んできました。チビセミは翼をふるわせて反応しております。


 [D2H,AF-S 400mm F2.8D ×2, 開放オート(-0.3) ,AF-S, 12bitRaw, ISO400, 三脚,ピクセル等倍トリミング]

このポイントは揺れているので速いシャッターが欲しいです。なのでISO400セット。で、白トビを避けるべくちょびっとマイナス補正。シャッター速度を稼ぐ意味でもマイナス補正が正解だと思うのですが(1/160秒で切れてます---これ以上速いとチビセミの翼が止まっちゃうし、遅いとミズカンナの茎が上下動してるから被写体ブレする)、D2HのISO400はねぇ。レタッチで明るくすると御覧の通りです。ISO400すら安心して使えません。かといって適正露出で撮るとハイライトがペタッと潰れちゃいます。まさに、あちら立てればこちらが立たず。プンプン(`_´)。

 

もう少し検証してみましょう。ミズカンナで首を傾げるチビセミちゃん。白い耳羽が飛んじゃうのは避けられないけれど喉元の白のトーンはできるだけ残って欲しいポーズ。なのでやっぱりマイナス補正。ね、トーンカーブのハイライト側には余裕があるでしょ。(と言っても喉元のハイライトはギリギリ)

あとは喉元の白の具合を見ながらレベル補正して行きます。こんな感じかな。直射日光が当たってるわけじゃないのでコントラストは低いです。だから、ブッツブレもブットビも起こりません。

しかーし、バックにノイズがウキウキ。D2Hのノイズは緑点や赤点のまわりがモヤッとぼけていて、かえって汚く感じます。アンシャープマスクをかけたらますます目立ちます。汚らし〜(-.-;)。あ、下のスクリーンショットはピクセル等倍でご覧に入れております。

ぬぬぬ。ISO400が常用できんのは激しく鬱。(さらに追い打ちをかけるようですが、例えばD1のISO400だったらマイナス1段アンダーで撮ってレタッチすればノイズも目立たず綺麗に仕上がりました。一方、D2HのISO400でのマイナス1段アンダーは使えたもんじゃありません。つまり、D1のISO400ではISO800相当のシャッタースピードで撮ることができましたが、D2HではせいぜいISO500相当のシャッタースピードしか使えません。要するに、D2Hは、D1より高感度が使えるようになったといっても実際には(状況によって)D1より遅いシャッターしか切れないのです。

あ、トリミングしてない画像---jpeg最高画質で保存---をリンクしておきますので実物をご覧下さいませ。特に画面右下の暗い影の部分を。(約2.5MB)はコチラ

 

じゃあ、D1の画像はどれくらいレタッチ耐性があるかって?一つ例を載せましょう。これは日陰の水たまりで水浴びするツグミちゃん。白トビしないように撮影します。この画像をレタッチします。 

ツグミちゃんが主役なので、ツグミちゃんの顔が明るくなるようにトーンカーブを少しだけ持ち上げます。こんな感じ↓

D1の場合はホントは色空間変換が先なんですが、今回は後回し。NC4.1で16ビットTIFFで書き出してPhtoshop5.5に渡します。NTSCをsRGBに変換し、レベル補正でめいっぱい広げます。シャドー側も一杯とって黒を締めなくちゃ、なのです。

 

 このスクリーンショットは縮小してますからよく分からないかと思いますが、ツグミちゃんのオメメのキャッチライトもちゃんと再現できています。縮小してない画像---jpeg最高画質で保存---をご覧下さい。---コチラ(約1.9MB)

 ノイズも全然気にならないと思います。しかも、もと画像は12ビットのRawではなくって、jpeg画像なんですよ。Rawだとさらにレタッチ耐性が高いです(書き込みが遅くてあまり使う気にはなりませんでしたけど)。

 最新鋭のD2Hが、1999年製のD1に負けていいのでしょうか?それともワタシの使い方って、おもいっきり違ってるのでしょうか(;_;)。。。


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