2003.8.9. 暴風雨@台風10号 (カワセミ王国 ポイント:D061point 変わらず)
台風10号は強力でしたねえ。こんな天気じゃカワセミはお休みするしかないので実験をば。F5様を15コマ/秒の超高速仕様にするんです。まずは2台のF5様を接続コードMC-23でつなぎます。これで片方のシャッターを切るだけでもう片方もシャッターが切れます。
でもこのままでは2台同時に切れちゃいます。(個体差があるだろうと思ってたのですがぴったり同じでした--実験済み)
んで、速度差を意識的に作ります。そう、電源を変えるんです。アルカリマンガン電池と純正ニッケル水素パックではコマ速度が異なることがカタログに出てますよね(前者7.4コマ/秒・後者8コマ/秒)。速度差があると最初のコマは同時に切れてもだんだん互いにずれてシャッターが切れていきますよね。そう考えて実験です。電源を3種類用意。まずは普段使ってるニッケル水素充電池(純正のパックではありません),普通のアルカリマンガン電池,そしてニッケルマンガン電池。
コマ速度を比較するためにフィルム装填です(ああ、もったいない)。まずはニッケル水素とアルカリマンガンで実験。
をを!やっぱ違いが出ます。調子に乗ってそれぞれ2回ずつテスト(再現性をみなくちゃね)。で、結果---
1回目の撮影コマ数 2回目の撮影コマ数 平均値 ニッケルマンガン電池
29 29 29 アルカリマンガン電池
25 24 24.5
1回目の撮影コマ数 2回目の撮影コマ数 平均値 ニッケルマンガン電池
31 32 31.5 ニッケル水素充電池
29 30 29.5 をを!3種類できっちり差が出ますねぇ。相対速度を計算すると、
アルカリマンガン電池:ニッケル水素充電池:ニッケルマンガン電池 = 1.00:1.18:1.265 となりました。なので、例えばアルカリマンガン電池とニッケルマンガン電池とでは約27%の差が生まれます。てえことは、同時に切り始めるとこういう風に切れていくのかな。
当然最初は同時に切れますが、3,4コマ目あたりでいい塩梅になりますね。使ってみよっと(^_^)。え?レンズも2本いるだろって?そうなんです。ロクヨンとヨンニッパ×1.4を使います。三脚も2本いるし機動力ゼロですね。何に使うのって?カワセミです、当然(^_^;)。
ところで、アルカリマンガン電池より27%速いってことは、(アルカリマンガン電池がへたっているとしても)カタログスペックを超えているんじゃ・・・。F5様おそるべし。
つづきはこちら カワセミ日記2003目次へ トップページへもどる